目先の点数に踊らされない
失敗したことはお子さんが1番良くわかっている
塾に通うようになると毎週のようにテストが行われます。そうなるとやっぱりお子さんのテストの結果が気になります。点数がよければ大喜びして、悪ければ「なんでこれしかとれないの?」とお子さんに文句の1つや2つ言いたくなってしまいます。
そして、言ってから「あ~あ。また言っちゃった」と反省を繰り返す。あなたもこんな経験をしたことはありませんか?
でもこれって子供にしてみると結構ショックです。失敗したことは自分が1番良くわかっているし反省もしている。そこに追い討ちを掛けるような親の一言はかなり効きます。
親としては励ましているつもりでも子供からすると傷口に塩を塗りこまれているのと同じなんてこともしばしばあります。分かっているけどつい言ってしまうという人もいると思います。
そこで少し考え方を変えてみてはいかがでしょうか?
間違えたことはむしろラッキーと考える
テストの点が悪いことをマイナスのことと考えてはいないでしょうか?実はまったく逆なのです。
間違えたことはむしろラッキー
だって間違えたところは当然復習しますよね。ということは本番で同じ問題が出れば得点できるということです。一方、正解していたところはなかなか普通は復習しません。そのまま通り過ぎてしまうことがほとんどです。つまり、復習のチャンスを逃してしまうのです。
間違えたことはいいことだと考えることが出来れば、テストでお子さんの点数が良かったときは当然うれしいですし、点数が悪かったときでも復習できるから合格へ一歩近づいたと喜ぶことが出来ます。
私が中学受験をした当時、母親にテストの結果に関して怒られたことは1度もありません。点数が良かったときはほめてもらい、悪かったときもニコッと笑って「じゃあ一緒に復習しようか?」と言ってくれました。私は何度、この笑顔に救われたことでしょうか。
怒って伸びる子供などこの世にひとりもいません。つねに前向きに笑顔で付き合ってあげてください。
怒られた後に沈んだ気持ちで勉強するのと自ら意欲を持って勉強するのとではどちらが効果があるかは言わなくても分かりますよね。
もう一度言います。
間違えたことはラッキーです。チャンス到来!
このチャンスを生かすも殺すもすべては親であるあなた次第。お子さんが失敗したときこそあなたは優しく笑ってあげる。そうすることでお子さんも前向きに頑張ることができるのです。